60、生き残るための生産性の額は?

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「ライフBOX」:目指す生産性

セイダイの田中 誠大です。

「強い小規模経営」の数字の計器として
「一人当たり生産性」を出してください。

業種によってこの生産性は結構ばらつきが
あるとは思いますが、

私が「店舗ビジネス」として経営しているのが
美容室ですので「美容室」の例でお話します。

美容室業界のスタッフ一人当たり生産性は約50万円です。
年間で言うと600万円の売上になります。

業界にもよりますが事業の安定した利益を案がえると
一般的に人件費は売上の3分の一とか言われています。

そうすると600万円の売上に対して支払える金額は
200万円です。

年収200万円では日本での生活は困難です。

せめて年収300万円は必要ですよね。

ちなみに2020年での全国の平均年収は

20代345万円
30代442万円
40代507万円
50代622万円であり

ちなみに美容師の年収は
20代210万円
30代310万円
40代350万円
50代320万円
になっています。
40代を過ぎると収入は減っていき
美容師の経営者になっても
450万円を超す経営者は少ないのが現状です。

美容室の年間一人当たり生産性が600万円として
生活するために最低300万円を支払うとすると、

人件費50%ということになります。

交通費が月1万円だとして12万円

ここに「社会保険」の金額をのせると
会社が支払う金額は約357万円になります。

人件費で言うと62,5%です。
会社には243万円しか残りません。
経費はここから払います。

店舗ビジネスは家賃とか光熱費などの大きな
固定費がありますので、これでは経営になりません。

ちなみに大企業の年間一人当たり生産性は約2000万円あります。

357万円支払っても1643万円会社に残ります。

方や「243万円」方や「1643万円」
社長が作るのはどっちですか?

強い小規模経営をしていく中で美容室だけでの
継続的生産性2000万円は困難でしょうが、

年間一人当たり生産性1000万円は作れます。
そして1000万円作れれば社会保険などの
「福利厚生」を含め、「内部留保」(貯金)もでき
次の出店の準備に備えられます。

「生産性600万円の箱」を作ってしまうと
店舗数を増やせば増やすほど風が吹くと倒れやすくなります。

「生産性1000万円の箱」をまずは作りましょう!

それを増やしましょう!

これを「ライフBOX1000」と呼んでいます。
社長の仕事の一つは豊かな人生を歩めるための
「ライフBOX」をつくることです。

 
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執筆者プロフィール

田中 誠大

「セイジツに大儲け」強い小規模経営「40からの勝ち方」
株式会社セイダイ 代表取締役

「足腰の強い経営」を創るお手伝いを「使命」としています。

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