その「土器の彩飾」の登場こそ、人間が
「生きるため」ではなく「意味をつくるため」
に生き始めた瞬間の象徴ですね。
おはようございます!
土器の彩飾の誕生「機能を超えた時間」のはじまり
狩猟採集の時代、
人間の道具はすべて
実用のために存在していました。
槍、石器、火起こし道具、衣服
すべてが「生きるため」に直結しており、
形や模様にこだわる理由はありませんでした。
ところが、定住し、
農耕を始め、
生活が安定すると、
人々は初めて
「余白の時間=暇」
を手に入れます。
そしてその「余白」の中で、
道具は単なる機能から離れ、
意味や美しさを帯び始めました。
土器は食べ物を入れるための容器ですが、
その表面に刻まれた文様や模様は、
実用上の必要ではありません。
しかし、そこにこそ人間の退屈が表れています。
定住生活では、
自然のリズムが
一部止まりました。
狩りや移動のような「生の変化」が減り、
季節のサイクルの中で時間に
「間」が生まれます。
その「間」が人に問いを与えました。
何をして過ごそうか。
なぜ私はここにいるのか。
退屈は、そうした「存在の余白」から生まれた感情です。
土器の模様は、
退屈の副産物であり、
同時に文化の象徴です。
それは生存には不要な行為でありながら、
心の充足や共同体のアイデンティティを生み出す
「新しい生の表現」だったのです。
退屈は人間を堕落させるだけでなく、
創造へと向かわせる動機にもなります。
狩猟生活には、意味を考える時間はなかった。
定住生活になり、時間が余り、退屈が生まれた。
退屈を埋めるために、人は“意味”を作り出した。
その最初の形が、機能に不要な土器の彩飾だった。
退屈こそが、文化と美と表現の元ですね。
今日も楽しい一日を!
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執筆者プロフィール
田中 誠大
「セイジツに大儲け」強い小規模経営「40からの勝ち方」
株式会社セイダイ 代表取締役
「足腰の強い経営」を創るお手伝いを「使命」としています。
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