人間が退屈を感じるようになった瞬間から
文化と文明、そして現代の娯楽産業が生まれた。
おはようございます!
人類が狩猟採集から定住に移ると、
生きることは「自然に従うこと」から
「自分たちで生活を管理すること」に変わりました。
その結果、時間に「余白」が生まれ、
人は「生きるための行為」ではなく
「生き方そのもの」を
考えるようになりました。
この「余白」がもたらした最初の創造こそ、
機能を超えた装飾、
・土器の文様、
・装身具、
・壁画、
・祭祀、
・歌や踊り
などです。
それらは、退屈の苦痛を埋めるだけでなく、
「意味をつくる喜び」そのものでもあります。
つまり、退屈が文化を生んだのですね。
やがて社会が発展し、分業が進むと、
「生きるために働く人」と
「退屈を演出する人」が分かれました。
芸人、語り部、楽師、舞踊家、
彼らは他者の退屈を癒す存在です。
宗教儀式もまた、
退屈や不安を和らげる
共同の演出でもあります。
やがて、演劇、音楽、映画、テレビ、
インターネットなどなど
そのすべてが、退屈を管理し、
消費するためのシステムとして
拡大していきます。
タバコやお酒なんかもそうですよね。
現代の娯楽産業(エンターテインメント)は、
「退屈をどう扱うか」という
人類史的テーマの延長線上にあります。
現代社会は、退屈を埋めるための
装置を無限に作り続ける。
だが、その装置がまた新しい退屈を生み出す。
私たちはスマホを手にし、
次々と動画やSNSを消費します。
人間は、退屈から逃れるために娯楽を作り、
娯楽が増えすぎて、再び退屈を感じる
というパラドックスに陥ったのですかね。
土器の文様も、最新のエンタメも、
その根っこは同じで
「退屈をどう生きるか」
という人類の問いですかね。
狩猟生活の中では自然が意味を与えてくれて、
定住してからは、人間が自分で
意味を作らなければならなくなった。
その試行錯誤の果てに、
文化が生まれ、
芸術が生まれ、
やがて巨大な娯楽産業が築かれた。
退屈は人類最大の苦痛であり、
最大の創造の原動力でもある。
現代の私たちは、
退屈を「避ける」ことに
慣れすぎていますね。
退屈を忘れるために
娯楽があるのではなく、
退屈の中にこそ、
まだ見ぬ創造の種が
眠っているんですよね。
今日も楽しい一日を!
…………………………………………
感想やご質問があればこちらから。
「こんなこと教えてほしい」
なんてトピックの提供も大歓迎。
↓↓↓↓↓↓
https://seidai55iidii.com/np/usf/75wwrezmaP25O.html
どうぞよろしくお願いします。
…………………………………………
田中誠大のセイダイの「セイジツに大儲け」メルマガ
強い小規模経営を作るための情報を発信しています。
一つづつ読んでいただければ自然と会社が
「強くなっちゃう」にビジネス向かっていきます。
↓↓↓
メルマガ登録
執筆者プロフィール
田中 誠大
「セイジツに大儲け」強い小規模経営「40からの勝ち方」
株式会社セイダイ 代表取締役
「足腰の強い経営」を創るお手伝いを「使命」としています。
▼記事がお役に立ちましたら、ぜひシェアをお願い致します!▼
▼『1078、娯楽は退屈の不快から助けてくれる』の前後の投稿はこちら▼


