684、同じ結果でもお金が残らない理由

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よし、売上目標を達成したぞ!

うん?売上目標は達成したのに
なんだ?
キャッシュがあまり残っていないぞ。

セイダイの田中 誠大です。

目標を数字で決める時、
売上を前年110パーセントアップで
と売上目標を決めるコトがあります。

この時、売上目標を
10パーセント上げるのであれば、

前年100万円だとしたら、
今期は【110万円】を目指す
ということですが、

10万円売上が増えたとしたら
利益はいくら増えるのでしょうか。

商売は売利を得る

という商人の教訓がありますが、
いくら売上が増えても、
利益が増えなければ
経営は強く盤石になりません。

となると、

売上を目標の数字に設定するよりも、
利益を目標の数字にする方が、
経営を強くするためには
都合がいいのではないだろうか。

まぁ、当たり前のコトを言ってますが、
利益目標、もっと言えば残したい
「キャッシュ」で目標を定めます。

例えば

売上100万円で
変動費は毎月
約30パーセントとして
30万円ですと

粗利益は70万が円です。

その中で
固定費が60万円ですと
経常利益は10万円です。

ここから
3割が税金で取られるとして、
税引後利益は7万円。

さらに
返済が毎月2万円あるとしたら

残るキャッシュは5万円です。

うーん、5万円では足りんな、

ですからキャッシュを10万円残すぞ。

今期のキャッシュ目標は【10万円】
とキャッシュで目標を立てます。

となると、
借入を返済する前の
税金を引かれた利益は

12万円になります。

この12万円は
3割の税金を払った後の
税引後利益ですので、

税金を払う前の
経常利益は約17万円に
しなくてはいけません。

目標の経常利益【17万円】となります。

固定費という経費は毎月同じ約60万、

変動費という経費は売上により毎月
30パーセントとして変動します。

ですので
経常利益と固定費を足すと
粗利益がでますから、

粗利益額は77万円になります。
となると変動費という経費は
33万円になります。

売上は
粗利益額と変動費の合計ですので
必要な売上は110万円になります。

冒頭の
・目標前年売上100万円の
110パーセントアップで
【売上目標110万円】

と、

・キャッシュを前年の5万円から
2倍の【10万円に増やす】

という目標設定では

どちらも目指す目標売上は
【売上110万円】になります。

あなたは
どちらから、
目標設定をしますか?

売上からですか?

キャッシュからですか?

お金を残すなら

必ずキャッシュから
目標設定をして下さい。

大切なのでもう一度言います。

必ずキャッシュから
目標設定をして下さい。

分からなけれは言ってください、
声が多ければ
今度ハッピー経営クラブでやりますので。

今日も楽しい一日を。

 

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執筆者プロフィール

田中 誠大

「セイジツに大儲け」強い小規模経営「40からの勝ち方」
株式会社セイダイ 代表取締役

「足腰の強い経営」を創るお手伝いを「使命」としています。

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