
神話というのは昔から受け継がれている。
その国に住んでいる人間の心が反映している。
セイダイの田中 誠大です。
実は日本神話は、
今の日本社会や文化、価値観、
政治体制、日常生活にも
深く根ざしています。
いくつかの事例と仮説を、
わかりやすく紹介しますね。
【天皇制の正当性と神話の関係】
天皇はアマテラス(太陽神)の
子孫という神話(古事記・日本書紀)
天皇を「現人神(あらひとがみ)」
とする考えが、明治時代まで政治に影響
仮説:
日本の国体(くにがら)や皇室の存在は、
「神の血統」という神話的権威で守られてきた
これは、今も「天皇は日本の象徴」として
政治とは一線を画しつつ尊敬される
構造につながっている
【八百万の神と日本人の自然観・宗教観】
日本では神社だけでなく、山・川・石・木
にも神が宿るという信仰がある
「いただきます」「ごちそうさま」など、
命や自然への感謝の文化
仮説:
日本人の「自然との共生」や
「調和を重んじる精神」は
、八百万の神の考え方がベース
神道的な考えが、無意識の中で
今も生活や価値観に息づいている
【日本人の“空気を読む”文化】
直接的な表現を避ける、
場の空気を読む、
調和を大切にする
仮説:
日本神話では、「和を乱す神」
スサノオが追放されたり、
「協調」を重んじる場面が多い
これが現代の
「和を以て貴しと為す」
「出る杭は打たれる」
文化とつながっている
【日本的なリーダー像や仕事観】
「トップは目立たず静かに」
「皆のために尽くす」
リーダーが好まれる傾向
上司の背中を見て学ぶ、という文化
仮説:
アマテラスの神話では、
洞窟にこもって太陽が隠れたとき、
他の神々が協力して引き出すエピソードあり
「一人が力を振るうより、
皆で知恵を出し合い支えること」
が美徳とされる神話構造が今の働き方にも影響
【“祟り”と“ケガレ”の考え方】
不幸が起こると「バチが当たった」
などと言われる
災害や事故のあとに慰霊や供養が大切にされる
仮説:
日本神話には、「死」や「汚れ(ケガレ)」を避け、
浄化(禊)でバランスを取るという思想がある
それが今も「穢れを祓う」「厄払い」文化に残っている
ふーむ、神話は「昔の話」ではなく、
今の日本の“無意識”や“当たり前”
の奥にある、物語のDNAなんですね。
今日も楽しい一日を。
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執筆者プロフィール
田中 誠大
「セイジツに大儲け」強い小規模経営「40からの勝ち方」
株式会社セイダイ 代表取締役
「足腰の強い経営」を創るお手伝いを「使命」としています。
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