いろんな利益がありますが「売上総利益」に
目標の数字をつけましょう。
セイダイの田中 誠大です。
管理会計で毎月の自分の会社を
数字でチェックすることをは
あなたの会社をドンドン健康にしていきます。
その健康のバロメーターが「利益」ですが、
その利益には5つの利益があります。
・売上総利益(粗利)
・営業利益
・経常利益
・税引き前利益
・当期純利益(繰越利益剰余金)
あなたはこの利益の中でどこを一番見ていますか?
というか、どの利益をを意識していますか?
まあ、全部・・・ですよね。
この利益の中で最終的に当期純利益になって
キャッシュとして残りますが、
このキャッシュを残すために
利益をコントロールするのが
「売上を最大に」「経費を最小に」であり
その結果がキャッシュになります。
ですので売上が確定しても経費をどう使うかで
出てくる利益が変わってきます。
利益ってコントロールできるわけです。
コントロールできるので経費の抑え方で
利益が増やせますのでそこの打ち手を持ってきますが
ひとつだけコントロールできない利益があります。
それが一番上の利益の売上総利益(粗利)です。
売上総利益とは「売上ー原価」です。
売上を立てるの売っていく商品の仕入れに使うお金=「原価」
・販売するのであれば、それを仕入れる商品
・商品を作るためにする研究費
・外注費的なもの
飲食業や製造業やサービス業などによって
どのような売上原価がかかってくるか違いますが
会社の強さを測る指標として
売上から売上原価を引いた「売上総利益」は
とても重要な指標値なる利益です。
売上総利益の重要さはいたるところで
↓↓↓↓↓
https://ft-taxacc.com/learning-from-gross-profit/
お金を残すには、まずここを意識することが重要です。
でないと「売上上がります」と近寄ってきたものを
うのみにして労働のわりに利益が出ないことになります。
1000万円の売上を作るのに
原価が100万円かかっているのか500万円かかっているのか
これによってお金の残り方が違うのは一目瞭然です。
原価100万円・・・900万円の売上総利益
原価500万円・・・500万円の売上総利益
この売上総利益から販管費をコントロールして
利益を出していきます。
粗利からしか利益のコントロールはできません。
そして売上総利益を何人で作ったかが重要です。
900万円を何人で?
500万円を何人で?
売上総利益÷自分を含めた総従業員
【従業員1人当たり】の売上総利益です。
従業員一人当たりの売上は【一人当たり生産性】ですが
原価を引いた【一人当たり売上総利益】がキャッシュを
残すのに重要になってくるからです。
1000万円を作るのに原価100万円を使い
900万円の売上総利益を出して、
一人でしたら900万円ですが
二人で割ったら450万円の売上総利益です。
当たり前ですがビジネスとして優れているのは
一人で売上総利益900万円ですね。
この売上総利益を高めていくことで
会社にキャッシュが残りやすくなります。
強い会社を作っていくためには
指標として売上総利益の目標値を
決めておくことが必要です。
ではこの売上総利益をどのくらいの目標値に
していけばいいのか、業種にもよりますが、
1000万円から2000万円を目指していきたいと思います。
(業種によって大きく変わりますが2000万円は目指したい)
なぜこの数字かというと、大企業は
大体このくらいの売上総利益を取ってるからです。
せっかくいろいろなものを背負って
自分で事業をやっているのであれば
このくらいの売上総利益を取らないと
サラリーマンに毛の生えた程度の
給料しか取れないじゃないですか。
一生懸命やっているのにそんなのイヤダ!
経営をやっていたら休みの時だって
脳みそは、なんか働いていますよね。
商売をやっていくのであれば、
ある程度稼がないとダメです。
だって資本主義で経営者をやっているのですから。
そのための目標となる一つの数値として
【スタッフ一人当たり売上総利益2000万円】
これをどう実現できるかを考えていくのが
経営者としての仕事の一つだと思います。
今日も楽しい一日を!
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執筆者プロフィール
田中 誠大
「セイジツに大儲け」強い小規模経営「40からの勝ち方」
株式会社セイダイ 代表取締役
「足腰の強い経営」を創るお手伝いを「使命」としています。
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