69、価格競争での気づき

投稿日:

最終更新日:

ブログ

「ライフBOX」:本質はブラしてはいけない

セイダイの田中 誠大です。

急激に増えたビジネスモデルは、
ある一定まで増えると適正な需要に合わせて
しぼんでいきます。

美容室の大型店のビジネスモデルも一気に増えて
伸び方が収束していきました。

この膨れ上がっていくときに「価格競争」がおきます。
この価格競争で起きるのは端的「値下げ合戦」です。

5000円を2500円に値を下げれば
同じ売上を出すのに「2倍」の時間をかけるか
「2倍」スピードが必要です。

向上させるためではなく「維持」するために。

このような状態になるとドンドン値下げ合戦が始まりますから
同じ結果を出すために「休むな!寝るな!」の精神論を
しょっちゅう聞いていました。

そして値下げしたプライスでお客様を集めて
「無理な単価アップ」をすることが普通の時代でした。

もう商売の本質からずれていますし、
美容師の本質からもずれています。

プライスを下げた宣伝物を使い「お客様」を呼び
そのあとの対応に違和感を感じることがたくさんありました。

「お客様のやりたいことは、このクーポンではできません」
「ですのでこちらになります」と高い料金を進めるのが前提であったり、

必要がないのに小学生の子供にトリートメントを進めて親に断りもなく
メニューをオンしたり、

売値が1000円のものを値札がないことをいいことに
30000円で売ったり、

ストレートパーマをかけるときに
「髪の毛が丈夫ですので薬剤を2回使います。
ですので料金が2倍になります」といい
本来10000円のサービスを20000円とったり。

プライスダウンによって仕事を通じて
人間としての「人格」を壊していく状態です。

会社には2つの役割があると言いましたが
1、「身体の満足」利益の最大化
2、「心の満足」 心の成長

「心の満足」を無視した状態になっています。

これでは「楽しく」働けませんし、「幸せの感情」を
伝染させるのが仕事ですので、仕事にすらなっていません。

このようにして美容師はドンドン疲弊していき
「大型店離れ」が始まってきました。

そして、その美容師たちの次の受け皿になったのが
「面貸しサロン」でした。

 
田中誠大のセイダイの「セイジツに大儲け」メルマガ

強い小規模経営を作るための情報を発信しています。
一つづつ読んでいただければ自然と会社が
「強くなっちゃう」にビジネス向かっていきます。
↓↓↓
メルマガ登録

執筆者プロフィール

田中 誠大

「セイジツに大儲け」強い小規模経営「40からの勝ち方」
株式会社セイダイ 代表取締役

「足腰の強い経営」を創るお手伝いを「使命」としています。

▼記事がお役に立ちましたら、ぜひシェアをお願い致します!▼

▼『69、価格競争での気づき』の前後の投稿はこちら▼